“東景庵（とうけいあん）” の例文
「板橋の東景庵（とうけいあん）の薬師如来像が盗まれた。これは運慶作の御丈（おんたけ）四尺五寸という大した仏像だ。厨子（ずし）は金銀を鏤（ちりば）め、仏体には、玉（ぎょく）がはめ込んである。十一年前の春盗まれて、未だに行方が知れない」
銭形平次捕物控：034 謎の鍵穴 (新字新仮名) ／ 野村胡堂(著)
「板橋の東景庵（とうけいあん）の藥師如來像（やくしによらいざう）が盜まれた。これは慶運作の御丈け四尺五寸といふ大した佛像だ。厨子（づし）は金銀を鏤（ちりば）め、佛體には、玉がはめ込んである、が十一年前の春盜まれて、未だに行方が知れない」
銭形平次捕物控：034 謎の鍵穴 (旧字旧仮名) ／ 野村胡堂(著)