“朸(おこ)” の例文
この二つは、共に比較的あたらしい改良であって、以前はなるべく平(たい)らな、まっすぐな棒を、少しもけずらずに使うのが朸(おこ)であった。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
しかし、ノメシ棒やチョガシ朸(おこ)も、なんだか変だから、これからはさきの尖った朸だけを、サスということにするのは便利かもしれない。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
現在もっともひろく知られている名は大よそ三つ、その一つはオコまたはオーコ、これには木扁(きへん)に力という字をあてているが、朸(おこ)は日本でつくった新字(しんじ)というものであった。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
この点に関しては他日更に細叙したいと思うが、棒は朸(おこ)として肩に担ぐ風が盛んになる以前から、常人の生活には必要の多いものであったが、これを表する古語は最早(もはや)中央の標準語には残っていない。