朧気ぼおろげ)” の例文
旧字:朧氣
午睡のめた眼に畳の目は水底のしまのように朧気ぼおろげに映る。と、黄色い水仙のようなものが、彼の眼の片隅にある。
苦しく美しき夏 (新字新仮名) / 原民喜(著)