曲亭きょくてい)” の例文
「いや、先生、こりゃとんだところでお眼にかかりますな。どうも曲亭きょくてい先生が朝湯にお出でになろうなんぞとは手前夢にも思いませんでした。」
戯作三昧 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
酒飲みで遊び好きの三馬は、またよく人と争い、人を罵って、当時の有名な京伝きょうでん馬琴ばきんなどの文壇人とも交際がなかった。ことに曲亭きょくていとは犬猿の仲であった。
仇討たれ戯作 (新字新仮名) / 林不忘(著)