春陽はる)” の例文
隣室で時計が十一時を報じ、なま暖かい春陽はるの光が洪水のように室に充ち窓下の往来を楽隊が、笛や喇叭ラッパを吹きながら通って行くのも陽気であった。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)