日並知ヒナメシ)” の例文
譬へば、柿本人麻呂の日並知ヒナメシ皇子ミコ尊や、高市タケチ皇子尊を悼んだ歌の如きも、実は個性表現でなく、官人の群衆の為の代作である。
万葉集のなり立ち (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
人麻呂の作と推定すべき日並知ヒナメシ皇子尊ミコトノミコト舎人歌廿三首は、舎人等の合唱に用ゐた一団の「組み」である。
相聞の発達 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)