於国おくに)” の例文
「これからこよいの貴賓まろうどのために、近ごろ都はいうもおろかひなにまで聞え渡った於国歌舞伎おくにかぶきをごらんにいれまする。そもそもこの於国おくに歌舞伎となん申しはべる歌舞の由来は……」
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
歌劇の恋の筋が高調したところへ、評判の於国おくにという主役があらわれた。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)