“新陰”の読み方と例文
読み方割合
しんかげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お父上こそは、祖父石舟斎宗厳せきしゅうさいむねよしから、新陰しんかげの極秘と柳生の正統を、並び授けられて大成なされた——唯一無二の現今の剣宗ではござりませぬか。
柳生月影抄 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
眼の中へ入れても痛くないほど鍾愛しょうあいして、上泉伊勢守から自身が受けた新陰しんかげの相伝、三巻の奥旨おうし、一巻の絵目録など、すべてこれを生前に授けたと聴く
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)