“新見町”の読み方と例文
読み方割合
にいみまち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
封筒に収めて備中国新見町にいみまち横山兵蔵様と書いて、傍に置いて、じっとそれを見入った。この一通が運命の手だと思った。思いきっておんなを呼んで渡した。
蒲団 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
神戸の女学院の生徒で、生れは備中びっちゅう新見町にいみまちで、渠の著作の崇拝者で、名を横山芳子という女から崇拝の情を以て充された一通の手紙を受取ったのはその頃であった。
蒲団 (新字新仮名) / 田山花袋(著)