新參者しんざんもの)” の例文
新字:新参者
「あなたは私に説教する權利はないのだ、人生の入口をさへ通らない、そしてその祕密には全く近づいたこともない新參者しんざんもののあなたには。」
そしてお前は時たまの贔屓ひいきしるしを嬉しく思つて受けてゐる——立派な家柄の紳士で世間に通じた人が、雇人やとひにん、而も新參者しんざんものに向つて示す眞僞も分らぬしるしを。よくもそんなことが出來たものだ。