擬宝玉にせだま)” の例文
……誇張してはいけない、一体どちらが悪者なのだ、世間ではおまへの方が正直過ぎた、畢竟つまり擬宝玉にせだまを買被り過ぎた、もつと薄情におひやらかして逃げて了へば何でも無かつたと云つてゐる。
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)