探題邸たんだいやしき)” の例文
六波羅北の探題邸たんだいやしきを、子を取られた鬼子母神のように、部屋から部屋、廊から廊と、鬼火のうばが喚きながら、金地院範覚を探し廻っていた。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)