掌砲兵しやうはうちやう)” の例文
後部の掌砲兵しやうはうちやうが悲痛の声を絞つて、伝声管ボーイス・チユーブに口を寄せて叫んだ。けれども伝声管ボーイス・チユーブはもう敵弾にいたんでゐるので、船橋ブリツヂへは通じない。よし通じても、監督の堀大尉は戦死してゐた。
怪艦ウルフ号 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)