しりぞ)” の例文
作者が都合の好いように作り出した脚色としてしりぞけるにも及ばない。最初の立案を中途で変える方が却てよからぬ結果をもたらすかも知れないと云う心持にもなって来る。
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)