抜苦与楽ばつくよらく)” の例文
胸の恨を棄てなんことは忍ぶべからず、平等の見は我が敵なり、差別の観は朕が宗なり、仏陀は智なり朕は情なり、智水千頃の池を湛へば情火万丈のほのほを拳げん、抜苦与楽ばつくよらくの法可笑をかし
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)