折端おれっぱし)” の例文
(宝ものかと思えば、何だ、塔婆の折端おれっぱしを。)一度拾ったのを、そう言って、坊主が投出す——ああ、草の中へでも隠したら、と私が思ううちに、向うへほうったもんですから、斑犬がぬいと出て
露萩 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)