手持無沙汰てもちぶたさ)” の例文
夫がひとり手持無沙汰てもちぶたさにしてますのんで、「どやのん、あんたもお相伴しょうばんしやはれへんか」いいますと、「ふん、してもええ」いうて三人でたべること多いでしたが
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
三人ながら手持無沙汰てもちぶたさで、めいめい何や別な事考えてる、というたようなあんばいでした。
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)