扈従こしやう)” の例文
旧字:扈從
所が往来の角で、同輩の若い僧侶の注意が一寸他に向いてゐる隙を見て、空想的な衣裳を着た、黒人の扈従こしやうがわしのそばへやつて来た。
クラリモンド (新字旧仮名) / テオフィル・ゴーチェ(著)
己は伯爵や騎士や扈従こしやうから贈られた金貨と銀貨とを悉く貯へて置いた。それは己が彼等を蠱眼イヴイルアイや恋に誘はうとする魔女共の呪咀から、守つてやつた為に贈られたのだ。