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戛々
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かつ/\
ふりがな文庫
“
戛々
(
かつ/\
)” の例文
戛々
(
かつ/\
)
と鳴る蹄の音を、私は和やかな自分の鼓動のやうに感じながら、もう殆んど暮れかゝつてゐる野路を駈けてゐた。
鱗雲
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
だが、私が二年程前、彼女とあそこまで初めての探勝を試みた日は、アジロ通ひのガタ馬車が円かなラッパの音を撒きちらしながら
戛々
(
かつ/\
)
と走つてゐた麗らかな夏の朝であつた。
環魚洞風景
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
遥かに
戛々
(
かつ/\
)
と馬蹄の音がする——庭の行き詰りが石投で降りる
土堤
(
どて
)
になつてゐたから下の往来は見降すわけに行かないので彼は、手の平を耳の後ろに翳して街道の騒ぎを窺つた。
村のストア派
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
戛
漢検1級
部首:⼽
11画
々
3画
“戛”で始まる語句
戛然
戛
戛玉