戎克ジャンク)” の例文
戎克ジャンク、筏、帆をかけた筏——その筏の上で豚を飼い、野菜を作り、子供を産むと、そう云われている筏船などが、僕達の船のそばを通った。
鴉片を喫む美少年 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
神戸のホテルは海に近く立っているので、私の部屋の窓から、積荷を下している日本の戎克ジャンクを写生する事が出来た(図538)。
いかりには数種の型がある。四個の外曲した鉤を持つ鉄製のものは、戎克ジャンクの写生図の一つに於てこれを示した。図578はまた別の型である。
そういう戎克ジャンクが我等の船の左右を往来しつつあり、その戎克ジャンクに混じって帆無き普通の小舟が、支那舟夫によってノタリノタリと漕がれてと蠢き廻り居り
赤げっと 支那あちこち (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
戎克ジャンクや、その他海と舟とを除いては、すべてが新しく珍しい景色を眺めた時、何という歓喜の世界が突然私の前に展開されたことであろう。
戎克ジャンクの美しさを知ったのも此時だよ。蓆のように見えるその帆も船首ばかりが変に盛上って見えるその船体も、何んと此処で見れば調和的で美しくあることか。
赤げっと 支那あちこち (新字新仮名) / 国枝史郎(著)