慣例ならわし)” の例文
よろこびにつけ、かなしみにつけ、事あるごとに手伝いに来て、互いに話したり飲み食いしたりするのは、出入りの衆の古くからの慣例ならわしである。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
もう一つには村でも最も古い家柄であるだけに、娘をよそへ縁付けるなどというといろいろ面倒な慣例ならわしもある。方々からも祝い物をくれる。又その返礼をする。
半七捕物帳:37 松茸 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)