恬淡無碍てんたんむげ)” の例文
世智辛せちがらい、つれない浮世の洗練を経てすっきりと垢抜した心、現実に対する独断的な執着を離れた瀟洒として未練のない恬淡無碍てんたんむげの心である。
「いき」の構造 (新字新仮名) / 九鬼周造(著)