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恟々
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びく/\
ふりがな文庫
“
恟々
(
びく/\
)” の例文
若し夢の中で妻の名でも呼んだら大へんだといふ懸念に襲はれ、その夜からは、寢に就く時は
恟々
(
びく/\
)
して手を胸の上に持つて行かないやうに用心した。
崖の下
(旧字旧仮名)
/
嘉村礒多
(著)
もし伯父に向つて何か言へば、忽ち煙管の雨でも浴せられさうなので、絶えず
恟々
(
びく/\
)
しながら伯父の機嫌を窺つて居た。恋しい、険悪な、いつ爆発するかも知れない様な沈黙が幾日も家の中を領した。
世の中へ
(新字旧仮名)
/
加能作次郎
(著)
恟
漢検1級
部首:⼼
9画
々
3画
“恟々”で始まる語句
恟々然