志渡寺しどじ)” の例文
「(喜多八)……また思切って手を合せ、南無なむ志渡寺しどじの観音薩埵さったの力をあわせてたびたまえとて、大悲の利剣を額にあて、竜宮に飛び入れば、左右へはっとぞ退いたりける、」
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)