御趣意ごしゆい)” の例文
瀬田が進み出て、「我々はどこまでもお供をしますが、御趣意ごしゆいはなるべく一同に伝へることにしませう」と云つた。そして所々しよ/\に固まつてゐる身方みかたの残兵に首領しゆりやうの詞を伝達した。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)