御者台ぎよしやだい)” の例文
もとより自動車ではありませんから、誰かが押して歩いたものと思はれます。友吉と安兵衛は、揃ひの赤い洋服を着て居ました。友吉は御者台ぎよしやだいに居て喇叭らつぱを吹いて居ました。
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)