“御濯(おすす)” の例文
おれたち二人が中へ這入(はひ)ると、帳場の前の獅噛(しがみ)火鉢へ噛りついてゐた番頭が、まだ「御濯(おすす)ぎを」とも云は無え内に、意地のきたねえやうだけれど、飯の匂と汁の匂とが、湯気や火つ気と一つになつて
鼠小僧次郎吉 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)