“御歯黒蜻蛉”の読み方と例文
読み方割合
おはぐろとんぼ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御歯黒蜻蛉おはぐろとんぼが、鉄漿かねつけた女房にょうぼの、かすかな夢の影らしく、ひら/\と一つ、葉ばかりの燕子花かきつばたを伝つて飛ぶのが、此のあたり御殿女中の逍遙しょうようした昔の幻を、さびしく描いて、都を出た日
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)