御旗楯無みはたたてなし)” の例文
可惜あたら、あなた程の人物を、甲斐の盆地に埋もれ果てさせてよいとは、わしとしても思いきれぬ。ゆくゆく御難儀は多かろうと思うが、御旗楯無みはたたてなしのすすむところ、敗れたためしのないあなたの麾下きかだ。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)