御方オンコト)” の例文
侍の唱へる「の下の御方オンコトは」に対して「さればその事。めでたく候」と答へる主公は、自身の精霊の代理である。即、返し祝詞と言はれるものゝ類である。
国文学の発生(第二稿) (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
の木の下の御方オンコトは(如何今年を思ひ給ふなどの略か)」「されば其事(に候よの略)。めでたく候」(郷土研究)と言ふ屋敷神との問答の変化と見える武家の祝言から
国文学の発生(第二稿) (新字旧仮名) / 折口信夫(著)