御弓おゆみ)” の例文
彼の生母せいぼの最後の運命に関する僕の話は、わずか二三分で尽きてしまった。彼は遺憾いかんな顔をして彼女の名前を聞いた。さいわいにして僕は御弓おゆみという古風な名を忘れずにいた。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)