御寛恕ごかんじょ)” の例文
あわれ、いささかなりとも、御寛恕ごかんじょの一片を、大学様に、御垂徳ごすいとくくだし置かれますれば、地下万代御高恩を仰ぎ忘れは仕りませぬ。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
したがって頭も混乱しておりますし、文脈もみだれ勝ちになると思いますけれど、なにとぞ御寛恕ごかんじょくださいますよう。
人魚 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
御寛恕ごかんじょう次第だ。
鉄面皮 (新字新仮名) / 太宰治(著)