御伝おんつた)” の例文
旧字:御傳
幾姥いくばあは帰り候由。何ゆえに候や存ぜず候えども、実に残念の事どもに候。浪さんより便たよりあらばよろしくよろしく伝えらるべく、帰りにはばあへ沢山土産みやげを持って来ると御伝おんつたえくだされたく候。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)