引佐細江いなさほそえ)” の例文
此處はやや大きく、引佐細江いなさほそえといふ。細江の奧、下氣賀しもけがで船を乘換へた。今度の小さな發動機船は入江を離れて、堀割りに似た都田川といふを溯るのである。
梅雨紀行 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
奥の瀬の引佐細江いなさほそえ冬水照ふゆみでり船入り進む音はじきつつ
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)