康白情氏こうはくじょうし)” の例文
前の晩私は九江キュウキャンにとまった。ホテルは即ち大元洋行である。その二階に寝ころびながら、康白情氏こうはくじょうしの詩を読んでいると、潯陽江じんようこうはくした支那の船から、蛇皮線だか何かの音がして来る。
長江游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)