庶民的しょみんてき)” の例文
ヘルンの趣味はすべてにおいて庶民的しょみんてきで、儀式ばったことが嫌いなので、フロックコートなどの礼服を非常に嫌い、常に野蛮人の服と称し『なんぼ野蛮の物』と言っていた。
近所の子供たちは、皆愉快な庶民的しょみんてき風貌をそなえている。裸足はだしで泥んこになって、毎日遊びあっている。知らぬ間に、博雄のポケットには、メンコやビー玉が一ぱいになっている。
親は眺めて考えている (新字新仮名) / 金森徳次郎(著)