“床山”の読み方と例文
読み方割合
とこやま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
痛いといふのを無理に冠らせ様とすると、床山とこやまが飛んで来て『鬘の地金ぢがねが曲つては困ります。』といふ騒ぎ。
硯友社と文士劇 (新字旧仮名) / 江見水蔭(著)
葭簾張よしずばりのスキ間から楽屋が丸見えだもんですから、道庵がのぞき込むというと、そこで在郷の役者連が衣裳、かつらの真最中で、それをお師匠番が周旋する、床山とこやまがかけ廻る
大菩薩峠:35 胆吹の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
と、床山とこやまかつらをはずさせながらたずねると
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)