トップ
>
平几帳面
>
ひらきちょうめん
ふりがな文庫
“
平几帳面
(
ひらきちょうめん
)” の例文
へい全くセチ
辛
(
がら
)
い浮世で、なんにでも運上がかかるので、
平几帳面
(
ひらきちょうめん
)
にくらそうとしても、見渡す世間が不正直なので、それがうつるんでございますな。まあまあどうぞお縄だけは……
剣侠受難
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
そこでわたしも考えました。相手が赤格子九郎右衛門なら、持って来いの取り組みだ。それにおりから商売にも飽き、
平几帳面
(
ひらきちょうめん
)
の素人ぐらしにも、どうやら面白味を失って来た。河育ちは河で死ぬ。
名人地獄
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「まあよいではございませんか。……
平几帳面
(
ひらきちょうめん
)
のご挨拶は、知らない仲じゃアあるまいし、抜きといたそうではございませんか。……ホッホッホッいつお目にかかっても、あなた様にはお美しく……いいえ冴え冴えとしたご様子で、結構様にございます」
猫の蚤とり武士
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
平
常用漢字
小3
部首:⼲
5画
几
漢検1級
部首:⼏
2画
帳
常用漢字
小3
部首:⼱
11画
面
常用漢字
小3
部首:⾯
9画