彼は、毎朝早く起きて、砂漠の下の防空壕ぼうくうごういだすと、そこに出迎えている常用戦車じょうようせんしゃの中に乗り込み、文字どおり砂塵さじんを蹴たてて西進し、重工業地帯へ出動するのであった。