左豊さほう)” の例文
彼は黄匪討伐の征野からざんせられて、檻車かんしゃで都へ送られ、一度は軍の裁廷で罪を宣せられたが、後、彼を陥し入れた左豊さほうの失脚とともに、ゆるされて再び中郎将の原職に復していたのである。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)