“崧庵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゆうあん50.0%
すうあん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
歴世略伝に拠るに、是より先榛軒は狩谷棭斎、松崎慊堂かうだうに就いて経を受け、父蘭軒、多紀茝庭さいてい、辻本崧庵しゆうあん、田村元雄げんゆうに就いて医学諸科を修めた。柏軒が経学の師も亦棭斎である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
或時小島宝素と辻元崧庵すうあんとが榛軒に告げて云つた。頃日このごろ坊間に酌源堂の印のある書籍を見ることがある。文庫の出納を厳にするが好いと云つた。榛軒は蔵書を検して数部の喪失を知つた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)