山葵さび)” の例文
山葵さびのきいたのを口にふくむと鼻の裏側をキュッとくすぐられる、あの一種の快さ、あれにちょっと似た不思議な爽快そうかい感を与える声で、少なくとも私には少なからず魅力的であった。
如何なる星の下に (新字新仮名) / 高見順(著)