“届出（とどけで）” の例文

旧字：屆出

という意味の遺書（かきおき）を残して、真昼間（まっぴるま）、家出してしまった。好人物の蟹口はこの遺書（かきおき）を真面目に信じて、届出（とどけで）なかったらしい。

衝突心理 (新字新仮名) ／ 夢野久作(著)

しかもその評判が最高度（ぜっちょう）に達した頃に村役場へ「勇作を娘の婿養子にする」という正式の届出（とどけで）が後家さんの手で差し出されたので、その評判は一層、輪に輪をかけることになった。

いなか、の、じけん (新字新仮名) ／ 夢野久作(著)

“届出”の意味

《名詞》
届 出（とどけで、とどけいで）

行政庁や会社の上司などに一定の事項の通知をする行為。
(出典:Wiktionary)

“届出（届出制）”の解説

届出制（とどけでせい）とは、放任状態では、違法行為が行われる可能性があるため、ある行為を行うに当たって、監督官庁に事前通知する義務を課した制度を指す。監督官庁は、違法行為に直結するとの証拠がない限り、届出を却下できない。
(出典:Wikipedia)

届	常用漢字 小６ 部首:⼫ 8画
出	常用漢字 小１ 部首:⼐ 5画