小角おづぬ)” の例文
孫悟空はキント雲にのり、えん小角おづぬは雲にのり、自雷也じらいやはガマにのり、猿飛佐助は何にも乗らずドロンドロンと空を走った。
戦争論 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
そこにそばだっている鷲峰山は標高はようやく三千尺に過ぎないが、巉岩ざんがん絶壁をもって削り立っているので、昔、えん小角おづぬが開創したといわれている近畿きんきの霊場の一つである。
狂乱 (新字新仮名) / 近松秋江(著)