宿場女郎しゆくばじよらう)” の例文
月に一度や二度は屹度きつと遊びに行つた。種田君はもう四十を越して居た。私だつて無責任の学生ではなかつた。宿場女郎しゆくばじよらうのさびれた色香にひかされて通ふ身の上でもなかつた。
二黒の巳 (新字旧仮名) / 平出修(著)