家中取鎮かちゅうとりしず)” の例文
弟御様おととごさまのおん身として、お兄上が、大事の場合、いかに慌てておいで遊ばしたとはいえ、相手方の名も、御生死も、おただしなく、ただ家中取鎮かちゅうとりしずめのお申し渡しだけを受けて、お立ち帰りなされるとは
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)