宮路みやじ)” の例文
高松の城から西北三里余に、足守あしもりと申す町があります。そうです、その辺にござります。——その足守の裏山に、宮路みやじの一城があり、これには乃美元信のみもとのぶが兵五百余をもってたてこもっておる筈。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
去年の大奥の江島えじま宮路みやじなどという奥女中たちが、芝居者をひきよせたかどで流罪になった騒ぎの当時は、江戸じゅううわさで大変なものだったが、その後、小間物屋として女界じょかいの裏を見てあるくと
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)