定斎ていさい)” の例文
加藤先生とは加藤定斎ていさいである。定斎は寛政十年三月廿二日に江戸に入る筈で、山陽は其前夜に此書を裁した。十日程もこれあるべしとは、山陽が猶江戸に淹留えんりうすべき期日であらう。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)