又若江修理大夫妹年来学問有志がくもんにこゝろざしあり於今天晴いまにおいてあつぱれ宏才之きこえ有之候間、女御にようご為御稽古参上可然哉否しかるべきやいなや、於左大将殿可宜御沙汰よろしかるべきごさたに付被談由だんぜられしよし
津下四郎左衛門 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)