“妖魔（えうま）” の例文

特に或る一部分の妖魔（えうま）を捕捉するの怪力を有す。此点より見れば彼は一個の写実家なり。「油地獄」に書生の堕落を描くところなどは、宛然たる写実家なり。

「油地獄」を読む：（〔斎藤〕緑雨著） (新字旧仮名) ／ 北村透谷(著)

^七八心放（ゆる）せば妖魔（えうま）となり、^七九収むる則（とき）は^八〇仏果（ぶつくわ）を得るとは、此の法師が^八一ためしなりける。

雨月物語：02 現代語訳　雨月物語 (新字新仮名) ／ 上田秋成(著)

“妖魔”の意味

《名詞》
妖魔（ようま）

化け物。魔物。妖怪。
(出典:Wiktionary)

“妖魔”の解説

妖魔（ようま）は、妖怪、化け物、魔物、変化（へんげ）の類である。
心の複雑さが容姿の美しさとなって表面に出てくるといわれており、深く傷ついた心の持ち主や激しい憎悪の炎に身悶える者たちが、ことに美しい容貌を得るとされている。
海外作品の翻訳でDemonにあてられる訳語として用いられることもある（タニス・リー『平たい地球』シリーズなど）。日本のファンタジー作品や、オカルト・超常現象を扱った作品などでは、しばしば悪役・敵役として「妖魔」と名づけられた種族が登場する。定義や設定は作品によって異なる。
(出典:Wikipedia)

妖	常用漢字 中学 部首:⼥ 7画
魔	常用漢字 中学 部首:⿁ 21画